震災から3年。この3年の間に、被災地に行く機会が2度あった。
去年は気仙沼でライブペインティングをやらせてもらって。
仮設住宅で営業する居酒屋さんの机や椅子は使えるものを掻き集めただろうものだった。海に近い場所はまだ何にもなかった。
私は壊れた堤防から朝、太陽を眺めて、その日に描くイメージを変更した。
気仙沼で、それでも前を向く
人や草や花や風に会いました。
20代の子たちと、また必ずここに絵を描きにくるからお互い成長して会おうと約束を交わした。
直接関わると、前を向く人々に、
悲しい映像や辛いストーリーなんかFacebookやTwitterには流せない。
十分わかってる。
だから前を向いてる。
気仙沼に上がった3本の光。
私もまた笑顔で会いに行く。
2011年、芸術の役割を問い、自分の無力さを感じ、私はまた絵を描くことと向き合いました。その中で、絵しか描けない。これしかできない。って言葉は吐かないって決めた。
私たちはどこでだって何だってできる。